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2025年世界自閉症啓発デーに寄せて

毎年4月2日は「世界自閉症啓発デー」。この日を中心に世界各地で開催される「ライト・イット・アップ・ブルー(LIUB)」キャンペーンは、2010年にニューヨークのAutism Speaksが始めた取り組みで、今では日本を含む172カ国が参加する世界的な啓発活動となりました。

私たち「あっとオーティズム」は、2011年に神戸ポートタワー、メリケンパークオリエンタルホテル、兵庫大仏のライトアップを行い、日本で初めてこのキャンペーンに参加しました。以降、2012年から全国へと活動を広げ、昨年までに430ヶ所以上でのブルーライトアップが実現しています。

そして今年は、地元芦屋市での啓発イベントを開催しました。会場はJR芦屋駅前のペデストリアンデッキ。地元の方々との距離が近く、知った顔、懐かしい顔、初めてこの活動を知ったという方、また多数の学生ボランティアさん、多くの人々にお越しいただきました。道行く人々も足を止め、私たちの声に耳を傾けてくれました。

当日は15時からボランティアの皆さんがチラシを配布し、16時からはTAKERUさんの心温まるライブ、17時からは式典を開催。高島市長、野村教育長、三田谷治療教育院の堺理事長、大阪教育大学名誉教授の竹田契一先生、錚々たる来賓の方々にもお越しいただきました。さらに今年は、初めての試みとしてバルーンリリースを実施。参加者の皆さんと共に、ブルーの風船に願いを込めて芦屋の空へ飛ばしました。

この芦屋の空に灯った青い光と風船が、日本全国へ、そして未来へとつながっていくことを願いながら、今後もLIUBキャンペーンを通じて、自閉スペクトラム症や発達障がいへの理解がさらに深まるよう努めてまいります。